昨日は『自由からの逃走』を紹介させて頂いたのですが、
『自由』に関して、色々なメールを頂きました。
労働環境に関するものであれば、まだ少しは本業に近いのですが、
非常に幅広い内容で、とてもコメント出来ないため、
次はフランスと予告しましたが、変更して日本の本をご紹介させて頂きます。
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『自由』に関して、色々なメールを頂きました。
労働環境に関するものであれば、まだ少しは本業に近いのですが、
非常に幅広い内容で、とてもコメント出来ないため、
次はフランスと予告しましたが、変更して日本の本をご紹介させて頂きます。

『駆込寺と村社会』です。
江戸時代、結婚、離婚、家事、喧嘩
その他何でも、この駆込寺で解決したという・・・。
よくヨーロッパは罪の文化、日本は恥の文化、なんて言いますが、
日本でもヨーロッパのお話でも、よく女性が『出家しました』という終わり方がよくありますね。
源氏物語の沢山の女性達、『危険な関係』のトゥールベル婦人など思い出します。
世俗の権力から独立して、
社会的な避難場所としての特権を確保、あるいは、保証される場所なのか!?
入寺のあり方など、色々な記録が残っているんですね。
自由からの逃走の直接の答えにはならないですが、なかなか面白い本ですよ。
入寺一覧表なるものが巻末にあり、天明3年から明治11年までの記録がずらり。
先ほどの女性の出家物語のように美しい物語ではなく、なんともいえない生々さを感じます。
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