つい先日、顔学の原島先生の定例塾に参加させていただきました。
「顔」についての、科学的な検証や、差別の歴史など、色々な側面があり興味深いです。
ちなみに、日本は、南方から渡ってきた狩猟を行う先住民族の縄文顔と、
北方のモンゴルから渡ってきた農耕民族の弥生顔の顔の2種類の人種がミックスされた顔だそうです。
面白かったのは、九州、特に熊本・長崎の複雑さ・・・と長くなるので、今日は省略。
何しろ、先生からの講義と、その後のディスカッション(と新年会)で何時間も「顔」について話をする1日だったため、講義の感想はとても書ききれないのですが、
持って生まれた「顔」が、その生活習慣、仕事、その人がなりたい顔の好みによって、だいぶ変化するようです。
確かに、仕事をバリバリしていいた方が、転職前に数ヶ月休暇と取ると、一気に感じがかわりますし、
ネクタイをする会社、ラフな服装でよい会社と最近は色々ですが、不思議と数ヶ月するとその会社の顔になりますよね。
宝塚でも「男役」を卒業した直後は、なんともスカートが似合わない顔をしているものですが、しばらくすると、自然と似合うような。
日本人のなりたい顔の方向性は、かつては「欧米への憧れ」の存在が大きかったと思うのですが、
最近は世代によっては、単純な欧米ではなく、「2次元(アニメ)」という非現実的な方向性も存在したり。
アイドルの顔が多様化しているように、なりたい顔の方向性も多様化しているのではないか?
と思います。
只、変化のスピードが日本は他国と比べるとだいぶ早いそうで、
因みに、私は「テルマエ・ロマエ」で言うところの「平たい顔族」だと自負しているので、
弥生顔なのかなーと思っておりましたが、
先生にお伺いすると、どちらかというと、縄文顔の傾向が強いそうです。
なるほど、寒さに弱いわけだ!?
でも、この日、何が面白かったかというと、「顔学」に興味を持って集まっている「人」が面白かったです

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