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Channel: 水戸部優子のpost
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阿修羅の顔。

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週末は妙に暖かな1日でしたね。
軽度ではありますが花粉症のため、辛い季節到来です。



前回の顔学の勉強会(縄文顔と弥生顔)から気づけばもう1ヶ月!
今回は阿修羅の顔とハローキティの顔という、一見何の共通点もない
ふたつの?よっつの?顔についてのお話でした。



有名な興福寺の阿修羅像について、まずは、こちら をご覧ください。
そもそも阿修羅とは何なのか、初歩から教えていただきました。

如来:既に悟りをひらいた仏様。おだやかで装飾品は質素。
菩薩:如来になるための修行中の身。装飾品は華やか
ちなみに阿修羅は、・・・長くなるので、割愛します。こちらなどご覧ください。



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特に仏像オタクではないのですが、面白いですね。

きっとこの分野は、かなり専門的な研究が進んでいるのであろう
・・・と思っておりましたが
仏像について、材質であったり、宗教的な意味合いその他様々な研究がなされているものの、顔そのものについては、タブーとされる色々な事象とのしがらみがあるようで、あまり蓄積されていないようです。

 


先生は、3つの顔について、左、右、正面と人間の成長をあらわしていると解かれました。
確かに左の顔は幼く、右、正面と成長しているように見えます。



面白かったのは、ひとつの顔の上部と下部、を分けてみると、全く違った印象に見えるところです。

こちらは上部のみ

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下部のみにすると穏やか。

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阿修羅像の顔は、見る人の見方によって、表情が無限に変化しています。
また、仏様の顔はどこかギリシア彫刻的な鼻の高いものが多いのですが、
この像は明らかに日本人の顔であるというところも、
広く受け入れられている理由のひとつのようです。






と、長くなってしまったので、続きのハローキティの顔についてはまた次回!










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